お金の正しい入れ方や包み方がわからない。
ご祝儀袋のデザインが多くて、どれを選べばいいのか悩む。
こんな悩みを解決します。
出産祝いのご祝儀袋には正しいお金の入れ方と選び方があります。
今回は、出産祝いにご祝儀袋を使ったことがある筆者が、下記について解説します。
画像を使いわかりやすく解決しています。
この記事を読めば、ご祝儀袋を使うときのマナーがわかり、自信を持ってご祝儀袋が使えるようになりますよ。
出産祝いに使うご祝儀袋のお金の入れ方を画像付きで解説
友達の出産祝いにご祝儀袋を使います。お金の入れ方に決まりはありますか?
ご祝儀袋を使うときには、正しいお金の入れ方があります。
- 新札を用意する
- 中袋に入れる
- 外袋に入れる
- 袱紗で包む
順番に詳しく解説します。
新札もしくは折り目がないピン札を用意する
お祝い事では新札やピン札を用意するのがマナーです。
これは、お祝いの気持ちをしっかり伝えられるからです。
普段から新札やピン札が財布に入っている人は、なかなかいないですよね。
出産祝いのために、前もって新札を準備する必要があることから、
「赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた」と伝える意味があります。
友人からの出産祝いがピン札だったとき、「準備してくれたんだなぁ」と嬉しく感じました。
一般常識とはいえ、やっぱり手間をかけてくれた気持ちは嬉しいものですよ。
交換しなくても、折り目がないピン札があれば使用してOKです。
【中袋の入れ方】お金の向きは人物画を表に合わせる
お札は向きをそろえて中袋に入れます。
言葉だけではわかりづらいと思うので、画像で解説しますね。
お札の表裏は → 人物画が書いてあるほうが「表」、書いていないほうが「裏」です。
お札の上下は → 人物画のほうが「上」、反対側が「下」です。
写真のようにお札の向きを覚えてきましょう。
そして、お札を入れる中袋の種類も確認しておきます。
- 中袋 → 封筒タイプ
- 中包み → 紙でお札を包むタイプ
上記の2種類でがあります。
ほとんどのご祝儀袋は、中袋や中包みがセットで販売されていますよ。
中袋(封筒タイプ)の入れ方
- STEP1中袋の表裏を確認する
継ぎ目がないほうが「表」、継ぎ目があるほうが「裏」です。
- STEP2お金を入れる
お札の表と中袋の表を合わせて入れましょう。
お札の「上」が中袋の開き口側にくるようにして入れます。
中袋をのりで閉じる必要はありません。
お札を取り出したときに、人物画から出てれば正しい入れ方になっていますよ。
中包み(紙タイプ)の入れ方
1枚の紙を使った包み方を紹介します。
使ったのはこちらの紙↓
ダイソーで購入した子どものお絵かき帳です。
247mm × 350mm ですがちょうどよい大きさでした。
お札を一緒に折ってしまい、新札に折り目がついたら困るので、別のお札で中包みを折ってから、新札を入れると安心ですよ。
- STEP1角を合わせて折る
- STEP2お札の肖像がを上にして入れる
- STEP3お札の角が2mmほど出るようにする
お札の角が出ないようにぴったりにしても大丈夫でした。
- STEP4左側を折る
- STEP5右側を折る
- STEP6下から上に折る
- STEP7上を折り返す
- 完成裏返して、三角の部分が左上にくれば完成
- 確認三角を左上にした常態で開くと、お札の肖像画が見えれば正解
中包みの入れ方は少し難しく感じるかもしれません。
購入したときの包み方を覚えておいて、折り目の通りに同じ状態に包みなおせばOKですよ。
金額の違うお金の入れ方は上から「大きい順」
金額の違うお金は、金額が大きいものから順に上から重ねます。
例えば、2万円をご祝儀に包む場合。
偶数は割り切れるのでお祝い事には縁起が良くないと言われ、1万円札と5000円札2枚にするのが一般的でした。
金額が違うお金は、上から順に
1万円→5000円→5000円となるように入れます。
最近では、縁起を気にすることが少なくなってきていることもあり、1万円札を2枚でで渡す場合も増えています。
しかし、
- 一般的なマナーを守りたい場合
- 相手がマナーを気にするかもしれないと不安な場合
1万円札と5000円札に分けたほうが安心です。
中袋が入っていなければ白い封筒で代用できる
中袋や中包みがついていないご祝儀袋の場合、白い無地の封筒やコピー用紙で代用できます。
こんな感じの白い無地の封筒が100均で購入できます。(セリアで買いました)
商品名 | 万型のし袋 |
値段 | 110円(税込み) |
内容 | 封筒5枚、中紙5枚 |
赤い郵便番号の欄がある封筒は使えません。
また、中包みはコピー用紙のB4サイズで代用できます。
B4 | 25.7cm × 36.4cm |
ダイソーのスケッチブック | 24.7cm × 35.0cm |
中包みの折り方で使用したスケッチブックはB4サイズとほぼ同じですね。
なので、コピー用紙を使うならばB4サイズがいいでしょう。
中袋が必要かどうかは相手との関係性や包む金額による
最近は中袋がないカジュアルなご祝儀袋も増えています。
上記の場合は中袋なしで、直接ご祝儀袋にお金を入れても大丈夫ですよ。
上記の場合は基本的なマナー通りに中袋を使いましょう。
中袋があってもなくても、お金の入れ方は同じです。
中袋を上包みに入れて下側の折り返しを上にして包む
最後に、お金を入れた中袋を上包みに入れます。
上包みとは、水引きやデザインがついている外側の袋です。
上包みの包み方↓
- STEP1中袋の表を上にしておく
- STEP2右側を折たたむ
- ラベル上側を折る(必ず上から折る)
- STEP3下側を折る(下側が上にくる)
- STEP4水引きをつけて完成
- ラベルタイトル
- ラベルタイトル
購入したご祝儀袋を開く前の形を覚えておけば、元の形に折るだけなので簡単ですよ。
気にせずに開いてわからなくなったときは、紹介したやり方で折ってみてください、
大切なのは、下側の折り返しが上になるように重ねることです。
反対にすると、香典の折り方になってしまうので注意しましょう。
ご祝儀袋を持ち歩くときは袱紗に入れる
一般的なマナーとして、ご祝儀袋を持ち歩くときには袱紗に入れます。
そのままカバンに入れて、ご祝儀袋が汚れたり、形が崩れることを防ぐためです。
袱紗の色は、赤やオレンジ、ピンクなどの明るい温かみのある色を選びましょう。
迷ったら、お祝い事でもお葬式でも使える紫を選べば使いやすいですよ。
金封袱紗は挟むタイプなので扱いやすいです。
「袱紗のたたみ方がわからない」と悩まずにすむのでおすすめです。
出産祝いのご祝儀袋は正しい選び方がある
出産祝いのご祝儀袋の選び方には注意するべきポイントがあります。
- 水引きの種類
- 水引きの本数
- 水引きの色
- ご祝儀袋の色やデザイン
詳しく解説します。
出産祝いの水引きの種類は繰り返し結べる「蝶結び」
出産祝いの、水引きは「蝶結び」か「花結び」を選びましょう。
蝶結びや花結びには、「何度繰り返しても嬉しい」という思いが込められています。
「寿」と書かれたご祝儀袋は結婚式専用です。おめでたいイメージがありますが、出産祝いでは使えません。
水引きの本数は3本、5本、7本で基本は5本
出産祝いの場合、水引きの本数は、3本。5本、7本の奇数から選びます。
一般的に多く使われるのは、水引きが5本のご祝儀袋です。
水引きの本数は、包む金額によって決まっています。
最後の項目で、水引きの本数について、選び方を金額別に紹介しています。
水引きの正式な色は紅白だが淡いカラーもOK
出産祝いのし正式な水引きの色は紅白です。
親しい間柄ならば、ピンクや白、水色といったかわいらしい淡いカラーの水引きを選んでもいいですね。
迷ったら、紅白の水引きを選べば間違いないです。
ちなみに金銀の水引きは結婚式に使います。
ご祝儀袋の色は白が基本だが相手の好みで選んでも良い
会社の同僚や目上の人、マナーを重んじる相手の場合、ご祝儀袋の色は基本の白を選ぶと安心です。
気の知れた友人や家族であれば、
- ピンク、ブルー、イエローなどの淡くて優しいカラー
- 水引きの代わりにスプーンなどの装飾がついたかわいらしいデザイン
- ガーゼやハンカチのデザイン
など、相手の好みに合わせて選んでもいいですね。
ご祝儀袋はほんとうに種類が多いので迷ってしまいまうと思います。
悩んだら、正式な白のご祝儀袋を選んでおけば間違いないです。
出産祝いのご祝儀袋はかわいいものが豊富【金額別の選び方】
ご祝儀袋は、包む金額別にふさわしいデザインがあります。
包む金額の目安が書いてあるご祝儀袋ならば、自分が包む金額が書いてあるものを選べばOKですよ。
しかし中には、金額の目安が書いてないご祝儀袋もあります。
デザインが気に入ったけれど、包む金額に合っているかな?
と不安になりますよね。
包む金額に合ったご祝儀袋がわかるようにまとめたので、参考にして選んでみてください。
【3000~5000円】シンプルが◎!水引きなしも可
1万円以下の場合、水引きは3本もしくは、水引きが印刷されたご祝儀袋でOKです。
または、水引きなしで装飾がシンプルなデザインのご祝儀袋でOKですよ。
のし袋や中包みはなくてもいいので、中袋や中包みがが省略された封筒タイプのご祝儀袋もありですね。
【1万円~3万円】凝ったデザインで個性も出せる
一般的なご祝儀袋を使います。
水引きの本数は5本、のし袋や中包みを使います。
なお、親しい友人や兄弟、姉妹に贈る場合は
- ガーゼやハンカチとして使えるタイプ
- かわいらしい色や凝ったデザインのあるタイプ
- 水引きがリボンになっているタイプ
などの赤ちゃんをイメージしたかわいいご祝儀袋を選ぶのもおすすめです。
友人の出産祝いには、水引きがついていない、友人の好きそうなデザインのご祝儀袋を使うことが多いです。
会社の同僚やマナーを重んじる親族などの場合は、基本的な白で、水引き5本がついているご祝儀袋を選ぶと安心です。
【5万円以上】華やかでデザイン性の高いものを!
水引きは7本で、のし袋や中包みを使います。
包む金額が大きいので、デザイン性の高い華やかな見た目のご祝儀袋を選びましょう。
まとめ
出産祝いのご祝儀袋の入れ方や選び方を解説しました。
- お金の正しい入れ方は、新札を準備→中袋に正しい向きで入れる→袱紗で包む
- 金額の違うお金は、金額が大きい順に上から重ねて入れる
- 中袋や中包みは包む金額や出産祝いを贈る相手との関係性によって必要かどうか決める
- 水引きは「蝶結び」もしくは「花結び」を選ぶ
- 水引きの本数は金額により3本、5本、7本から選び、一般的には5本が多い
- 正式な水引きの色は紅白だが、相手の好みに合わせて選んでも良い
最近では、ご祝儀袋のデザインが豊富です。
どれを選べばいいのか迷ったら、本記事を参考にしてみてくださいね。
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