毎年お正月になると玄関に飾る「お正月飾り」について
・いつからいつまで飾るの?
・正しい処分方法は?
・使い回しはできるの?
・種類や意味は?
こんなことが気になる人も多いのではないでしょうか?
お正月飾りを玄関に飾るときには以下のようなルールがあります。
- お正月飾りを飾る期間は12月13日~1月15日の間
- どんど焼きで燃やして処分する
- 神社に納めて処分する
- 自宅で燃えるゴミに出す
- 使い回しはNGな場合とOKな場合がある
- 玄関のお正月飾りには「門松」「しめ縄・しめ飾り」「鏡餅」「造花・生花」などがあり、それぞれ縁起が良い
これらを詳しく解説しますね。
また、お正月飾りを使い回しする場合の保管方法についても解説しています。
↓玄関飾りに人気のしめ縄は湿気に弱いので、来年まで保管する場合は乾燥剤を使うと良いですよ
お正月飾りは玄関にいつからいつまで飾る?
お正月飾りは12月13日~1月15日の期間であれば、個人のタイミングで玄関に飾ってOKです。
お正月飾りは
- 日本の暦で「正月事始め」である12月13日以降に飾る
- 関東では1月7日まで飾る
- 関西では1月15日まで飾る
とされていて地域によっても飾る期間に差があります。
クリスマスツリーを片付けてから12月26日以降に正月飾りを出しています。
大掃除が終わって自宅をきれいにしてから正月飾りを出しています。
このように個人のタイミングで12月28日~1月7日に飾るのが一般的ですよ。
遅くても12月30日までには玄関にお正月飾りを飾り、1月15日までに片付けるようにすれば問題ありません。
各家庭のタイミングでお正月飾りを出して新年を迎えましょう!
>>玄関に飾るおしゃれな正月飾りを一覧から探してみる♪【楽天】
お正月飾りを出すときに避けたほうがいい時期
お正月の飾り物は12月29日と31日に出すのは避けるべきと言われています。
理由は
- 29日は「苦」を連想させる
- 31日はお葬式と同じ「一夜飾り」になる
というように縁起が良くないとされているからです。
縁起などはあまり気にせず、インテリアとして楽しみたい場合は気にしないことも多いですよ。
お正月飾りの種類と意味
玄関に飾るお正月の飾り物には以下のように種類や意味があります。
種類 | 門松 | しめ縄・しめ飾り | 鏡餅 | 造花・生花 |
意味 | ◆年神様が家を見つけるための目印 ・不老長寿 ・繁栄 | ◆神聖な場所であることを示し ◆年神様が訪れやすくする ・五穀豊穣 ・無病息災 ・家内安全 | ◆神様へのお供え物 ◆年神様の居場所 ・円満に年を重ねられる | ◆神様を歓迎するおもてなし ・花によっ て「開運」「出世」などさまざまな意味がある |
飾る場所 | ・玄関の外側(左右) ・玄関の内側 | ・玄関外側 ・ドアの高い位置 ・玄関内側のフックやドアノブに掛けてもOK | ・基本は神棚や床の間 ・リビング ・玄関 ・台所 など、年神様に来てほしい場所 | 場所を問わず飾れる |
特徴 | ・コンパクトなサイズの門松なら賃貸でも飾りやすい | ・お正月の玄関飾りの定番! ・しめ縄をアレンジしたリースも人気 ・プリザーブドフラワーを使ったかわいいデザインのものなど多くの種類がある | ・1月11日の「鏡開き」にお雑煮などにして食べる | 生花のほかにも ・ドライフラワー ・プリザードフラワー 手入れの負担が少なくアパートやマンションの玄関に合わせやすいおしゃれなデザインが人気 |
門松やしめ縄は玄関の外に飾るのが一般的です。
しかし、アパートに住んでいて玄関の外側に飾るのが難しい場合もありますよね。
そんなときは、玄関の内側に飾っても問題ありません。
最近では気軽に飾れるおしゃれな正月飾りも多いので、賃貸でもお正月気分を楽しめますよ♪
お正月飾りの処分方法は?燃えるゴミに出せるが注意点がある
お正月飾りの処分方法には以下の3つがあります。
- どんどん焼きで燃やす
- 神社で処分する
- 自宅で燃えるゴミに出す
それぞれ解説します。
どんど焼きで燃やす
外した正月飾りを紙に包んで持参しどんど焼きで燃やして処分します。
住んでいる地域でどんど焼きが行われるかどうか確認してみましょう。
神社に収めて処分する
地域でどんど焼きが行われていない場合は神社に納めて処分できます。
- 正月飾りを処分してもらえるか?
- 処分は有料か無料か?
など、近くの神社に問い合わせてから持参するようにしましょう。
自宅で処分する場合の捨て方
- 予定が合わずにどんど焼きや神社に行けない
- お正月飾りを処分し忘れてしまった
どんど焼きや神社で処分することが無理な場合もありますよね。
そんなときは、燃えるゴミとして自宅で処分してもOKです。
正月飾りは縁起物ですので、ごみ袋にそのまま入れるのは避けましょう。
お正月の玄関飾りは使い回しできる?
お正月飾りって来年も同じもの飾っていいの?
- 奮発して購入した
- 手作りしたからお気に入り
このような飾り物は、もったいないし来年も使いたいと思うかもしれません。
お正月飾りを使い回しするかどうかは個人の考え方次第です。
毎年変えるべき理由
伝統的な考え方でいうとお正月の飾りは使い回しNGで、毎年新しいものに変えるのが一般的です。
これは、
- 正月飾りに新年の年神様が宿る
- 年神様は古い正月飾りには宿らない
と言われているからです。
お正月飾りを飾る目的に「新年を健康に過ごしたい」などの考えがある場合は、使い回しをせずに毎年変えるのがいいでしょう。
毎年同じものでもいい理由
近年では、毎年同じものを使い回しすることも増えています。
飾り物でお正月の雰囲気を楽しむ場合です。
インテリアとして割り切って飾る場合は、正月飾りを使い回しても問題ありません。
正月飾りを飾ることで「新年を迎える」と気持ちが切り替われば十分だからです。
なので、正月飾りを使い回すかどうかは個人の気持ちの持ち方次第と言えます。
↓しめ縄や造花の門松を使い回しする場合は、乾燥剤で湿気対策をして保管すると安心です
お正月飾りのしめ縄と門松を保管するときの注意点
しめ縄と造花の門松を保管する場合は光が当たらない風通しの良い場所に保管しましょう。
太陽光や蛍光灯の光は劣化の原因になり、湿気はカビを発生させるからです。
- STEP1汚れを拭き取る→正月飾りが傷むのを防ぐ
きれいな布で正月飾りの汚れを拭きとります。
乾拭きでも水拭きでもOKだが、湿気を防ぐために乾拭きがベスト。
正月飾りの素材に合わせた拭き方をしましょう。
- STEP2干して乾燥させる→虫食いやカビの発生を防ぐ
晴れていて湿気が少ない日に行います。
風通しが良い室内で数時間乾燥させましょう。
お正月飾りを水拭きした場合は、とくにしっかりと乾燥させることが大切です。
- STEP3ケースに入れて収納する→光が当たらないように保管する
しめ縄や門松に光が当たると変色する可能性があります。
光が当たらない場所、もしくは不透明なケースに入れて光が当たらないようにします。
ビニール袋は湿気を発生させるのでNGです。
ポイントは汚れをとって乾燥させてから保管することです。
また、
- 冬に結露する窓の近くなどで保管しない
- 荷物がぎゅぎゅうに詰まったクローゼットには保管しない→湿気がこもってカビの原因になる
- 太陽光や蛍光灯があたる場所には保管しない→劣化の原因になる
などに注意しましょう。
とはいえ、家の中で1年間お正月飾りを保管する場合気をつけていても湿気が発生することがあると思います。
お正月飾りと一緒に、乾燥剤や除湿剤、防虫剤を入れて保管すると湿気や虫対策になり安心ですよ。
↓お店ではなかなか売っていないシリカゲルですが送料無料で購入できますよ
お正月飾りは玄関にいつまで飾る?:まとめ
お正月飾りは玄関にいつまで飾るのか?処分方法や使い回しできるのかについて解説しました。
- 玄関の正月飾りは12月13日から1月15日の期間に各家庭のタイミングで飾る
- 12月29日と31日は縁起が良くないと言われるため正月飾りを飾るのは避けるべき
- 飾り物には「門松」「しめ縄・しめ飾り」「鏡餅」「造花・生花」があり、それぞれに意味がある
- 処分方法は「どんど焼きで燃やす」「神社に収めて処分する」「自宅で燃えるゴミに出す」の3つ
- お正月飾りの使い回しは、伝統的な考え方ではNGだがインテリア目的ならばOK。
- しめ縄と造花の門松は光が当たらない風通しの良い場所に保管する
正月飾りを飾ると一気にお正月の雰囲気が出て「新年を迎える」という気持ちになりますよね。
筆者は賃貸に住んでいるので、デザインがおしゃれでコンパクトなサイズのしめ飾りを玄関の中に飾っています。
各家庭に合った飾り物で新しい年を迎える気分を整えましょう♪
コメント